協議内容を拉致被害者家族に説明 厳しい声
政府は31日、北朝鮮の特別調査委員会との協議内容について拉致被害者の家族に説明を行っている。家族からは厳しい声が上がった。
説明会は内閣府で行われ、拉致被害者家族9人が出席している。
拉致被害者家族会・飯塚繁雄代表(76)「拉致被害者に関わる報告が全くなかったということでは、そうだと思いながらも予測しながらも非常に残念。この時点でゼロから出発するというのは、どうしても解せない」
飯塚代表は「政府がきちんと分析、判断して早いうちに次の手を打ってもらいたい」と述べ、北朝鮮から迅速に調査結果を引き出すよう求めた。今回の協議で拉致被害者の安否情報や調査結果の報告時期などの回答がなかったことから、他の家族からも厳しい声が上がっているとみられる。