地震から3日目 長野県白馬村から中継
最大震度6弱の揺れを観測した長野県北部の地震では、41人がケガをして27棟の住宅が全壊した。長野県白馬村では多くの住民が避難所で一夜を明かした。24日朝の現場の状況をテレビ信州の塚本夏希記者が伝える。
地震被害が大きかった白馬村の神城地区は、氷点下の冷え込みとなり、霧が立ちこめている。現在も停電が続いており、周辺は真っ暗な状況となっている。住民の多くは避難所などへ移っているため、住宅には人の気配がほとんどない。空き巣などの被害などが出ないように、警察官や消防団らが集落のパトロールを行っている。
白馬村では野平地区と青鬼地区で、25世帯60人に避難指示が出され、自主避難も含めて約100人が厳しい冷え込みの中、役場の隣に設置された避難所で一夜を明かした。また、白馬村や長野県小川村などでは断水が続いている。200世帯以上の水道が止まっている白馬村には、23日から陸上自衛隊の給水車が対応している。
24日は午前中から長野県の阿部知事が被災地を視察する予定になっている他、安倍首相も白馬村に訪れることになっている。また、倒壊した住宅の後片付けのためにボランティアセンターが24日に設置されて受け付けが行われる。被災から3日目を迎えて復旧作業がようやく始まることになりそうだ。