金沢の和菓子店で伝統の「福梅」づくり
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今年も残すところ1か月余り。石川県金沢市内の和菓子店では伝統の「福梅」づくりが始まり、新年への準備が進んでいる。
「福梅」は、加賀藩主・前田家の家紋「剣梅鉢」をかたどった金沢伝統の和菓子で、お正月の縁起物として広く親しまれている。
金沢市の和菓子店「森八」の工場では、今月下旬から生産が始まり、一日5000個を手作業で作っている。
餡(あん)は米あめをたっぷりと炊き込んだコクのある粒餡。皮は花びらのひとつが面長になっているのが特徴で、従業員が一つ一つ丁寧に餡を詰め込んでいた。
福梅は金沢のお正月には欠かせない和菓子だが、最近は全国の百貨店で販売している他、インターネットで買い求める人も増えているという。
福梅づくりは年末にかけてピークを迎える。