葬祭場で遺体取り違え 遺族知らぬ間に火葬
埼玉県所沢市の葬祭場で高齢の男女の遺体が取り違えられ、男性の遺体が遺族の知らない間に火葬されていたことがわかった。
遺体の取り違えがあったのは、所沢市にある「さがみ典礼」の「葬斎センター」。「さがみ典礼」を運営する「アルファクラブ武蔵野」によると、今月6日、職員が霊安室に安置されていた高齢の男女2人の遺体を移動させる際に、取り違えたという。「本来つけるはずの名札が手違いでついていなかったため」と説明している。
その後、通夜の準備をしていた男性の遺族から遺体が別人のものだと指摘があり、取り違えが発覚したが、男性は既に葬儀を終え、所沢市内の火葬場で火葬されていたという。
運営会社は今回の取り違えについて、双方の遺族に謝罪した上で再発防止を徹底するとしている。