東京五輪まであと5年 準備本格化の1年
2015年は、東京オリンピック・パラリンピック大会の開催まであと5年となる。大会組織委員会は2月にIOC(=国際オリンピック委員会)に大会開催基本計画を提出する予定で、オリンピックに向けた準備が本格化する1年となりそうだ。
2020年の東京オリンピック・パラリンピック大会の開催に向け、2014年は会場計画の見直しなど招致段階の計画からの「修正期」だったといえる。2015年、東京都と大会組織委員会は会場の基本設計などハード面と共に、セキュリティーや交通体系の整備などソフト面の整備も具体化していくことにしている。さらにボランティアに関する協議会も新たに立ち上げ、育成や募集方法について協議することにしている。
また、大会のシンボルとなるエンブレムの選定も行われている。これまでに100を超える応募があり最終選考中で、大会組織委員会では春頃までには決めたいとしている。大会組織委員会は2月には大会ビジョンを盛り込んだ大会開催基本計画をIOCに提出する予定で大会開催に向けた方向性が示されることになる。
2016年のリオデジャネイロオリンピックが終われば東京大会へのムードが一気に高まることが予想されることから、2015年はその下準備も含め、大会準備が本格化する1年となりそうだ。