負担軽減…羽黒山五重塔、屋根の雪下ろし
山形県鶴岡市にある国宝の羽黒山五重塔で3日、屋根の雪下ろし作業が行われた。
羽黒山五重塔は今から1000年以上前に建てられたとされ、高さ29メートルの現在の建物は、約600年前に再建された木造建築。雪下ろし作業は、雪の重みで建物が傷むのを防ぐために毎年この時期に行われている。
3日は、神社の職員ら7人がヘルメットと命綱を着けて作業にあたった。今シーズンは12月に雪が多かった影響で、屋根の積雪は1.5メートルと例年より30センチほど多いという。職員らはスノーダンプや長いスコップを使って作業に取り組んだ。
出羽三山神社・手塚良一さん「雪の量は結構ある。屋根に負担をかけないようにして建物を守っている」
午前8時半に始まった五重塔の雪下ろしは正午頃までに終了したという。