パスポート返納の男性「言論の自由を奪う」
イスラム過激派組織「イスラム国」などを取材するためシリアに渡航しようとしたフリーカメラマンの杉本祐一さん(58)に対し、外務省は7日夜、旅券法に基づきパスポートを返納させたと発表した。杉本さんは8日朝、取材に応じ、外務省の対応について「言論の自由を奪うものだ」などと批判した。
杉本さん「『シリアに渡航するという情報を得ましたのでパスポートを返納していただきたく、外務省から来ました』と。トルコ国境周辺でいろんな支援活動をしているNGOの活動とか一切、取材できないということですよね。それで日本のメディアはいいんですかと。日本政府それでいいんですかと」-杉本さんはこのように述べた上で、今回の外務省の対応を「言論の自由や渡航の自由を奪うものだ」などと批判した。