着床前スクリーニング“臨床研究計画”承認
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日本産科婦人科学会は、「着床前スクリーニング」について臨床研究の計画案を理事会で承認した。
「着床前スクリーニング」は、体外受精させた受精卵の全ての染色体を調べて異常のない受精卵だけを子宮に戻す不妊治療の一つ。
先月28日に承認された計画案では、研究は流産を2回以上、体外受精を3回以上繰り返すなどした女性を対象とし、流産を防ぐことができるかを調べる。対象年齢は定めず、費用は患者が全額負担し、遺伝カウンセリングを受ける必要がある。
「命の選別になる」などの意見も出ているが、学会は「医療行為として行うことになれば、倫理面についても考えていく必要がある」としている。