スカイマーク再建 エアバスも計画案に難色
航空会社スカイマークの再生計画案の裁判所への提出期限が29日に迫る中、大口債権者のエアバスが計画案に難色を示し、再生計画の提出を延期するよう求めていることが分かった。
関係者によると、航空機メーカーのエアバスは、再生計画を監督する弁護士に対し、ANAホールディングスが支援に関わる計画案には「現時点では賛成できない」として29日に迫った裁判所への提出期限を延期するよう求めたという。エアバスは、スカイマークが売買契約を解除した「A380」の扱いを巡って、ANAを含めた日本側との交渉を有利に運びたいものとみられる。
スカイマークの再生計画案には、すでに最大の債権者である航空機リース会社のイントレピッド・アビエーションが反対の意思を示していて、エアバスも反対に回れば、現在最終調整が行われている再生計画案は成立が難しくなる。