来年度打ち上げへ 水星磁気圏探査機を公開
来年度中に打ち上げ予定のJAXA(=宇宙航空研究開発機構)の水星磁気圏探査機が公開された。
15日に公開された水星磁気圏探査機(MMO)は、水星の周りを周回して磁場や磁気圏の観測を行う探査機。2016年度中にフランス領ギアナから打ち上げられ、水星の表面や内部の観測を行うESA(=ヨーロッパ宇宙機関)の探査機と共同で約1年間、水星の観測を行う予定。
JAXAによると、水星の大きさは地球の約5分の2で太陽系の中で最も小さな惑星だが、地球と同じように固有の磁場や磁気圏を持っているという。JAXAなどでは、今回の探査で水星の謎に迫り、太陽系の誕生や進化の過程を明らかにしたいと考えている。