情報収集衛星搭載 H2A打ち上げ成功
政府の情報収集衛星を載せたH2Aロケット28号機が26日午前、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられ、無事成功した。
H2Aロケット28号機は、26日午前10時21分に打ち上げられた。順調に飛行を続けたロケットは予定の軌道で衛星を切り離し、打ち上げは成功した。
情報収集衛星は、北朝鮮のテポドン発射(1998年)を受けて政府が導入した事実上の偵察衛星。光学衛星とレーダー衛星の2種類があり、今回打ち上げられた光学衛星5号機は設計上の寿命を迎える3号機の後継機となる。
一方、ロケットは今年度、過去最多となる5機が打ち上げられた。
三菱重工業・石井泉執行役員「打ち上げ期間の短縮を実現してきた。今後の衛星打ち上げ事業の推進に、力になる」
日本の大型ロケットはH2A、H2B合わせて26機連続の打ち上げ成功で、成功率は96.9%となった。