東京・渋谷区が全国で初めて制定を目指す、同性カップルを「結婚に相当する関係」と認め証明書を発行する条例案について、２６日、区議会の委員会で採決が行われ、賛成多数で可決された。

　今回の渋谷区の条例案は、男女平等および多様性を尊重する社会を推進することを目的にしたもので、条例案には区内に住んでいることなど条件を満たす同性のカップルを「結婚に相当する関係」と認め、証明書を発行する制度も含まれている。

　２６日の委員会では「議論が十分でなく、区民や事業者への理解を深める必要がある」などの意見が出たが、賛成多数で可決された。条例案は３１日の本会議で議決されるが、可決されれば全国で初めて、自治体が同性同士をパートナーとして証明する制度になる。