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裏金問題発覚時、保護者に事実と異なる説明

2015年3月27日 20:21
裏金問題発覚時、保護者に事実と異なる説明

 大阪桐蔭中学と高校の5億円以上に上る裏金の問題で、保護者へは事実と異なる説明をしていたことがわかった。

 大阪桐蔭中学と高校の5億円以上に上る裏金の問題をめぐっては、去年11月、保護者から徴収した模擬試験の受験料の一部が、正式な会計とは別の裏口座にプールされていたことが発覚している。

 大阪桐蔭は、この問題が発覚した際、前校長らの個人口座に1700万円の裏金が振り込まれたなどの事実があったにもかかわらず、保護者に対し、文書で「体育館への渡り廊下設置など、学校施設整備の充実に充てることを意図していた」と事実と異なる説明をしていた。

 大阪桐蔭は「隠す意図はなかったが、結果的に誤ったことを説明していた」と話している。