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ケネディ大使が広島訪問 去年8月以来

2015年4月17日 21:07
ケネディ大使が広島訪問 去年8月以来

 アメリカのキャロライン・ケネディ駐日大使が、日米友好の木・ハナミズキの植樹式に出席するため広島市を訪れた。また、就任後、初めて原爆資料館を見学した。

 日本がアメリカに桜を贈って100年が経ったのを記念し、アメリカは日本にハナミズキを贈っている。被爆70年にちなんで広島市には70本が贈られた。

 ケネディ大使「ハナミズキの樹木が広島で成長し、毎年花を咲かせ、美しい花を何世代もの人たちが楽しむことを希望します」

 ケネディ大使が広島を訪れたのは、去年8月6日の平和記念式典に出席して以来。原爆慰霊碑に花を供え、犠牲者に祈りをささげた。

 その後、ケネディ大使は原爆資料館を訪れた。資料館見学は37年ぶりで、小溝平和文化センター理事長の話す被爆当時の様子に耳を傾け、被爆直後の町の様子を再現した模型などを見学した。見学を終えたケネディ大使は「平和のために尽力する決意を新たにすべきです」とメッセージを残した。

 また、大学生との交流会にも臨み、広島大学の大学生や大学院生の11人と「海外留学の意義」について意見交換、終始、和やかな雰囲気で予定の倍の1時間にわたって対話がはずんだ。

 大使就任後2回目の広島訪問は、日米交流の証であるハナミズキの植樹や原爆資料館の見学など、大きな印象を刻んだようだ。