御嶽山噴火 遺族会が発足式
死者57人、行方不明者6人と戦後最悪の火山災害となった去年9月の御嶽山の噴火で、家族を亡くした人たちが遺族会を結成した。
19日に長野県松本市で開かれた遺族会の発足式には、15家族32人が出席した。遺族会は、御嶽山の噴火で犠牲になった長野県東御市の伊藤保男さんの遺族の呼び掛けで結成され、名前は「山びこの会」に決まった。初回の会合は約2時間行われ、自己紹介や噴火当日の写真を交換したという。
山びこの会の発起人・伊藤ひろ美さん「まだまだ悲しみは深いです。それでも写真を見ながら笑い声が上がったりしたときは集まっていただいて良かったと思った」
山びこの会では今後、火山や防災の勉強会を行うほか、行政などに対しても提言を行っていきたいとしている。