皇后さま「養蚕」今年も この日は山つけ
皇后さまが毎年取り組まれている「養蚕」が今年も始まった。
「養蚕」は明治以降、皇室の伝統として歴代の皇后が引き継いできたもので、皇后さまは毎年春から初夏にかけて行われている。
今年の「養蚕」は先月30日の「御養蚕始の儀」から始まり、1日は「山つけ」という作業が行われた。「山つけ」は日本原産で野生の「天蚕」の卵をクヌギの木につける作業で、皇后さまは新芽の出たクヌギを見て「よい芽吹きで」と話しながら、卵が産み付けられた和紙を一枚ずつ枝にホチキスでとめていかれた。
天蚕の卵は10日ほどでふ化し、さらに40日ほどで繭になるという。