箱根山 地震回数増え、有感地震も
群発地震が続く神奈川県の箱根山では地震の回数がさらに増えており、5日は一連の活動で初めて、体に感じる地震も観測された。気象庁は午後から現地調査を行っていて、火山活動に注意を呼びかけている。
先月下旬から火山性の群発地震が続いている箱根山では5日、午後2時までに地震回数が150回を超え、一連の活動の中で、一日に起きた地震回数としては最も多くなった。さらに5日朝は、箱根町湯本で震度1の揺れを2度記録するなど、初めて、体に感じる有感地震もあった。
気象庁は、4日に引き続き、大涌谷周辺で噴気や地熱に変化があるか調査している。気象庁は、今後も大涌谷付近で、突発的に高温の水蒸気などが噴き出すおそれがあるとして、引き続き箱根町の立ち入り規制に従って注意するように呼びかけている。