箱根山 地震回数増え、注意呼びかけ
群発地震が続く神奈川県の箱根山では5日、一連の活動の中で最も多い地震回数を記録し、体に感じる地震も初めて観測された。気象庁の現地調査でも、強い噴気活動が続いているという。
先月下旬から群発地震が続いている箱根山では、5日も150回以上の地震があり、このうち火山性地震も午後3時までに98回を数えている。一連の活動の中で、1日に起きた地震回数としては最も多くなった。さらに5日朝、箱根町湯本で震度1の揺れを2度記録するなど、初めて体に感じる有感地震もあり、気象庁は4日に続き、現地調査を行った。
気象庁火山課・鳥巣啓多氏「蒸気の出ている所、そこの勢いはちょっと強いと思う。きのうよりたぶん勢いがあるのではと思う」
気象庁は、今後も大涌谷付近で突発的に高温の水蒸気などが噴き出すおそれがあるとして、注意を呼びかけている。