×

箱根山の地震活動、低調な状態続く

2015年5月7日 10:30
箱根山の地震活動、低調な状態続く

 6日に噴火警戒レベルが1から2に引き上げられた神奈川県の箱根山で、一夜明けた地元では7日、観光への影響など不安の声が広がっている。

 先月末から群発地震が続く箱根山について気象庁は6日、火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを1から2に引き上げた。これを受け、箱根町は大涌谷周辺の立ち入りを規制して県道を通行止めにしたほか、箱根ロープウェイも運休になるなど影響が出ている。

 大涌谷には、温泉を作って周辺の旅館などに送る装置が設置されているが、7日午前、温泉関係者らが中に入り温泉を供給するための作業を進めている。また、大涌谷に店舗がある商店の関係者らも中に入る予定だという。

 地震活動はやや低調な状態が続いているということだが、気象庁は引き続き小規模な噴火の発生に警戒を呼びかけている。