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大涌谷の地面が最大6センチ隆起 箱根山

2015年5月9日 18:53
大涌谷の地面が最大6センチ隆起 箱根山

 神奈川県の箱根山では、9日も火山活動が活発な状態が続いている。箱根は噴火警戒レベルが引き上げられてから初めての週末を迎えた。箱根は首都圏有数の観光地で、観光客の減少が懸念されている。立ち入りが規制されている大涌谷が見える箱根の仙石原から石浜勇樹記者が中継。

 9日午後4時半までに153回の火山性地震が観測されるなど、火山活動が活発な状態が続いている。

 火山活動が活発化していることを受け、気象庁は立ち入りが規制されている大涌谷の状況を24時間態勢で確認するため監視カメラを設置した他、空気の振動を捉える機器を設置し、監視体制を強化することを決めた。また、国土地理院の衛星を使った観測で、大涌谷の温泉造成地の半径100メートル程度の範囲で地面が最大で6センチほど隆起していることもわかった。

 小規模な噴火が起きる恐れがあるとして、気象庁は引き続き警戒を呼びかけている。