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停電原因はカラスの巣…広島で“撤去作戦”

2015年5月21日 19:04
停電原因はカラスの巣…広島で“撤去作戦”

 広島市で、住宅街に電気を送る電柱にカラスが巣を作り、停電の原因になるおそれがあるとして、巣の撤去作業が行われている。

 巣の撤去作業は21日も行われた。中国電力によると、電柱にカラスが巣を作り始めたのは2月17日だが、すぐさま停電になるおそれはないと判断、ヒナの巣立ちまでそのまま残された。そして、今月7日、ヒナが巣立ったことが確認された。

 広島市中心部の電柱には、1年間に平均360ものカラスの巣が確認されている。巣作りをさせないための器具を設置しているが、数が減ることはない。

 カラスは3月から4月に繁殖期を迎える。今年、カラスの巣が原因で起きた停電は3件、4850戸に影響が出た。電柱には、電流が流れないよう電線と絶縁されているが、カラスが作った巣が電線と接触すると大量の電流が流れてしまい、停電になるおそれがある。

 広島市中心部では94か所の巣が撤去された。中国電力は、ヒナの巣立ちを確認し、すべての巣を撤去する方針。

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