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福島第一 建屋カバーの取り外し作業を延期

2015年5月22日 21:56
福島第一 建屋カバーの取り外し作業を延期

 福島第一原発1号機で放射性物質の飛散を抑えるシートにズレが見つかり、東京電力は建屋カバーの取り外し作業を延期することにした。

 水素爆発を起こした1号機では、燃料の取り出しに向けて東京電力が建屋を覆うカバーの解体作業を進めている。来週からは建屋カバーの取り外しが予定されていたが、21日に放射性物質の飛散を抑えるために建屋の3階に設置されているシートにズレがあるのが見つかった。このままカバーの解体を進めれば放射性物質が飛散する恐れがあるとして、東京電力は、建屋カバーの取り外し作業を中断した。

 今のところ周辺の放射線量に異常はなく、東京電力は対策を進め、来月上旬にも作業を始めたいとしている。

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