【震度5強】新幹線や在来線で大きな影響
30日午後8時24分頃、小笠原諸島西方沖を震源とする巨大地震があり、小笠原諸島の母島と神奈川県二宮町で震度5強の強い揺れを観測した。この地震で津波はなかった。
地震で鉄道各線には遅れが生じ、駅などでは帰宅を急ぐ乗客があふれ、混乱が続いた。
休日の30日、千葉県浦安市のJR舞浜駅では、東京ディズニーランドから帰宅する家族連れなどの足に影響が出た。遊び疲れた子供たちはぐったりし、駅はごった返した。JR京葉線はダイヤが大幅に乱れ、駅は混乱を避けるため、改札の入場を制限した。駅の外では、あふれた乗客らがタクシー乗り場で列を作った。
JR東京駅では、地震の発生から1時間にわたって東海道新幹線が東京~新大阪駅で運転を見合わせたため、係員が乗客への説明に追われた。地震発生直後の午後8時半ごろ、JR浜松駅では緊急停止した東海道新幹線「こだま」の車内で停電が起こった。
この地震で新幹線は、東海道新幹線で最大100分程度の遅れが発生するなど、東北、上越など各新幹線でも遅れが出た。在来線のJR山手線や京浜東北線なども一時、全線で運転を見合わすなど大きな影響が出た。