「がん対策加速化プラン」年内に策定へ
国民の2人に1人ががんにかかり、年間35万人ががんで死亡する中、塩崎厚労相は、がんの早期発見や患者の就労などを支援する「がん対策加速化プラン」を年内に作ることを1日、発表した。
厚生労働省は、がん治療の現状やがん患者が抱える課題などを医師や患者らが話し合う「がんサミット」を1日、東京で開いた。その冒頭、塩崎厚労相は、「がん対策加速化プラン」を年内に作ると発表した。
具体的には、がんの早期発見のために健康診断の受診率を高める方策や、小児がん、希少がんの研究推進、がん患者が治療と仕事を両立できる社会にするための方策などが盛りこまれる見込み。
2006年6月にがん対策基本法が成立し、がん診療連携拠点病院の整備などが行われたが、さらなる対策を急ぐ必要があるとの声が患者らから上がっている。