食道がん診断も…誤って2年5か月治療放置
新潟県上越市の県立中央病院は22日、患者の男性が「食道がん」と診断されたにもかかわらず、2年5か月にわたり治療が行われていなかったと発表した。
新潟県立中央病院によると、上越市の80歳代の男性は、2012年10月、「下咽頭がん」の治療のため「耳鼻いんこう科」に入院した。「内科」で内視鏡検査を行うと「食道がん」も見つかったが、検査をした内科医が電子カルテへの入力を誤り、「食道がん」の治療が2年5か月にわたり行われなかったという。その間、がんが進行した可能性が高いとしている。男性は現在、治療に入っており、病院は再発防止策を徹底する方針。