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年金機構 ネット遮断は流出確認の一週間後

2015年6月9日 21:29
年金機構 ネット遮断は流出確認の一週間後

 個人情報が流出した問題で、日本年金機構の対応のまずさが次々と露呈している。年金機構が全職員のパソコンのインターネット接続を完全に遮断したのは、情報流出を確認してから1週間も後だったことが新たに分かった。

 日本年金機構はこれまで、全職員のパソコンのインターネットへの接続を遮断したのは、情報流出を確認した翌日の先月29日と説明していた。しかし実際には、業務に必要だとしてその6日後の今月4日までインターネットを経由したメールの送受信を許可していたということで、その間、ウイルス入りのメールを受信できる状況だった。

 日本年金機構を巡っては、職員が規定に反して個人情報が入ったCDロムを作業後に廃棄していなかった可能性があることも分かっていて、情報管理のずさんさも明らかになっている。