通勤ラッシュ時に…地下鉄がドア開け走行
12日朝、名古屋市の地下鉄で、電車の扉1か所が閉まらず、全開の状態で走行するミスがあった。
扉を開けたまま走行したのは、名古屋市営地下鉄、鶴舞線の電車で、名古屋市交通局によると、12日午前8時過ぎ、植田駅で停車した電車の4両目の扉が閉まらなくなった。約110センチ開いていたが、現場では、乗客が近づかないようロープを張った上で、近くに職員2人を配置し、電車を出発させた。
その後、約100メートル走行したところで、職員が扉のレールに挟まっていた「傘の先端部分」を取り除くと、扉は閉まったという。車両には、約40人が乗っていたが、ケガ人はいなかった。
原因については、現場から連絡を受けた運転指令が、開いている幅が10センチと勘違いし、走行させたという。名古屋市交通局は、再発防止に努めるとしている。