MERS隔離対象邦人、これまでも複数帰国
韓国でMERS(=中東呼吸器症候群)の感染者に接触した可能性があるとして自宅隔離措置の対象者となった日本人2人が、帰国していたことが分かった。日本の厚生労働省は、これまでにも韓国政府による隔離の連絡が間に合わずに日本に帰国した人が、今回の2人以外にも複数いたと明らかにしている。
こうした人に対し厚労省は、帰国後14日間は朝夕の検温の結果と体調を保健所に報告することを求めていて、今のところ症状が出た人はいないという。
日本の空港では、韓国から入国や帰国する場合、38℃以上の熱があればMERS患者との接触歴がなくてもMERSの検査を行う。一方、症状がなければ人にうつす恐れもないとして、接触歴があってもMERS検査はせず、検温などの報告をしてもらうことになっている。