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口永良部島が噴火 先月末よりは小さい規模

2015年6月18日 13:23

 気象庁の観測によると、18日午後0時17分、活発な火山活動が続いている鹿児島県の口永良部島の新岳で噴火が発生した。天候が悪いため、この噴火による噴煙の高さや火砕流が発生したかどうかは分からないという。

 山の北東側に設置している空気の振動を観測する空振計では19.4パスカルの空振を観測したが、5月29日の噴火に比べると3分の1程度の規模だという。こうした事から、今回の噴火は5月末に比べるとやや小さい規模だという。

 口永良部島では17日に発生した火山性地震の回数が31回と、ここ数日に比べて多くなっていた。

 気象庁は今後も、5月末の噴火と同じ規模の噴火が発生する可能性があるとして、厳重な警戒を呼びかけている。