鹿児島・口永良部島 火口など上空から調査
鹿児島県の口永良部島で再び噴火したことを受け、20日、気象台や火山の専門家が火口の様子などを上空から調査した。大きな噴石や新たな火砕流の跡は確認されなかったという。
鹿児島県の口永良部島では18日と19日、あわせて3回の噴火が観測された。京都大学の井口正人教授や福岡管区気象台の職員などが20日、上空から調査したところ、火口付近の形状に特に変化は見られず、大きな噴石や新たな火砕流の跡も認められなかったという。
口永良部島では18日から停電が続き、観測機器が動かなくなることが懸念されている。島への上陸が可能かどうかを火山活動や天候などを踏まえ判断し、22日以降、九州電力などが復旧作業のため島に立ち入る予定。