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口永良部島 停電解消で観測機器が復旧

2015年6月22日 14:52
口永良部島 停電解消で観測機器が復旧

 鹿児島県の口永良部島で今月18日の再噴火直後から停電が起き、観測機器に影響が出ていた問題で、22日午前、電力会社の職員らが島に一時的に上陸して復旧作業を行い、停電は解消された。

 22日朝、九州電力の職員をはじめ、気象庁、警察、消防の職員が漁船で口永良部島に向かった。島では今月18日の噴火直後から全域で停電が発生。一部の観測機器のデータが得られなくなっていたほか、予備電源で動いている機器も近く電源が落ちるとみられ、火山の監視に影響が出ていた。午前9時から行われた復旧作業の結果、停電は解消されたという。

 屋久島町は自家用車などを取りに帰るため、近く住民たちを一時帰島させたい考えだったが、先週、噴火が相次いだことや今後も悪天候が見込まれるため見通しは立っていない。