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妻殺害事件初公判 元長野県議、無罪を主張 最大の争点は「犯人性」

2024年10月16日 17:36
妻殺害事件初公判 元長野県議、無罪を主張 最大の争点は「犯人性」

3年前、長野県塩尻市で妻を殺害した罪に問われている元県議会議員の男の、裁判員裁判が始まり、被告は、「妻を殺害したのは私ではありません」と無罪を主張しました。

殺人の罪に問われているのは元長野県議会議員、丸山大輔被告(50歳)です。

起訴状などによりますと、丸山被告は2021年9月29日の未明、塩尻市の自宅兼酒造会社で妻・希美さん(当時47歳)の首を何らかの方法で圧迫し、殺害したとされています。

16日の初公判で、丸山被告は、「妻を殺害したのは私ではありません」と起訴内容を否認し、無罪を主張しました。

最大の争点は丸山被告が「犯人かどうか」の「犯人性」です。検察側は、動機について、妻の実家からおよそ4000万円の借金をしていたことや、不倫関係にあった女性との結婚を望んでいたことなどから、妻の死亡以外に選択肢がないと考えたと指摘。

一方、弁護側は、妻と離婚するつもりはなく犯人であることを示す、直接的な証拠がないとして、無罪を主張しています。

裁判は、事件発生時の丸山被告の所在や動機など4つのテーマに分けて、23日間審理され、12月23日に判決が言い渡される予定です。