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キレイだが臭いは…イチョウが広まった理由

2021年10月15日 19:59
キレイだが臭いは…イチョウが広まった理由

各地で深まる秋。13日、愛知・名古屋市で母親と歩く女の子の足元には歩道に落ちた大量のぎんなんがありました。

母親
「(イチョウの)葉っぱは黄色はきれいですよね。けど、臭いは気になるし、滑って危ない」

葉が色づいた姿は美しい一方で、実が落ちると異臭などの元にもなるイチョウ。実は、日本にある街路樹670万本のうち、イチョウはおよそ55万本。ケヤキやサクラの類いをおさえて一番多く植えられているといいます。

なぜ、街路樹としてイチョウが国内に広まったのでしょうか?

都道府県別のぎんなんの出荷量で日本一の愛知県で主要な産地のひとつ、稲沢市の祖父江町に向かいました。

中京テレビお天気キャスター・気象予報士 石橋武宜さん
「マスクしていますけど、近寄るとちょっといやなにおいが」

コロナ禍の6月にオープンした祖父江ぎんなんパークを訪ねました。公園を管理する商工会に早速、あの質問をぶつけてみました。

気象予報士 石橋武宜さん
「なぜイチョウが街路樹に採用されるんですか?」

祖父江町商工会 桜木三喜夫事務局長
「丈夫で見た目が美しいということ。管理の手間がかからないのが一番の理由だと思います。火に強い」

管理のしやすさだけでなく、火災が起きたときに延焼を防ぐ機能も兼ねているというイチョウ。ニオイがキツイこともありますが、街を守るため街路樹として広まったということです。

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