藤井七冠の21歳の誕生日を翌日に控えた18日、将棋の八大タイトルの1つ「棋聖」の防衛を目指し、藤井聡太七冠が対局を行いました。

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午前9時前、藤井聡太七冠（20）は羽織姿で対局室に入りました。対するは、佐々木大地七段（28）です、将棋の八大タイトルの1つ、棋聖戦五番勝負・第4局が藤井七冠の“ハタチ最後の日”の18日に新潟市で始まりました。

6月初めにベトナム・ダナンで幕を開けた五番勝負は藤井七冠が先勝。佐々木七段が第2局で勝利し意地を見せますが、第3局では藤井七冠が勝利し、タイトル防衛と4連覇に王手をかけています。

7月19日は、藤井七冠の21歳の誕生日です。振り返れば、ハタチは記録ずくめの1年になりました。

「五冠」で迎えた2022年の誕生日の会見では…

藤井聡太五冠（当時）
「羽生（善治）九段だったり、過去の棋士をみると、20代半ばまでに非常に活躍されている方が多い。その期間にしっかり実力を高めていけるように頑張りたい」

すると、3月には「棋王」のタイトルを獲得し、史上最年少での六冠を達成。その勢いは止まらず、6月には、これまた史上最年少で「名人」を獲得し、七冠となったのです。

秋にも前人未踏の「八冠」を見据える将棋界のスター。力の源、“勝負メシ”も注目されています。

対局の舞台となる老舗旅館の女将は、藤井七冠の“好物”をリサーチ済みでした。

髙志の宿　髙島屋　女将・髙島基子さん
「藤井様は何がお好きというのは調べさせていただいておりまして」

厨房で作られていたのは、和の調味料が隠し味のカレーです。実は、この1年ほどの公式戦で一番食べられたのがカレーだったといいます。

他にも数種類メニューを用意するなか、藤井七冠が“きょうの勝負メシ”に注文したのは、毛ガニを使った「カニクリームコロッケ」でした。しかし、佐々木七段がカレーをオーダー。力を入れたカレーが“お蔵入り”する事態は回避されました。

注目の対局は、ハタチ最後の藤井七冠が制しタイトルを防衛するのか。はたまた、佐々木七段が意地を見せるのか。勝敗は18日夜に決まる見通しとなっています。

※7月18日17時50分頃放送「news every.」より