被災者向け臨時歯科、1週間先まで予約いっぱい 石川・珠洲市
能登半島地震の影響で市内のすべての歯科医院が休業している石川県珠洲市では、被災者向けに臨時に開設された歯科診療所が1週間先まで予約がいっぱいの状況です。
珠洲市では先月上旬に福井県歯科医師会から歯科診療車が提供され臨時の診療所が開設されています。市内には5か所の歯科医院がありますが能登半島地震の影響ですべて休業し、再開の目途は立っていません。
震災から2か月が経ったいま歯科治療の需要が高まり、1日20人ほどを治療できる枠が1週間先まで予約でいっぱいの状況です。
金沢医科大学・加藤崇雄医師
「(利用者は)60代のお年寄りがほとんど。(詰め)物がとれたとか入れ歯が壊れたということで来る方が多い。通常であればもっと早く来ればよかったのにと思うことが多いが、被災の影響でそれが出来なかったのが難しいところ」
臨時の歯科診療所は週に1回程度休診の日がありますが、午前10時から午後3時まで開設されていて、電話での予約に加え急患も受け付けているということです。