元日に発生した能登半島地震の被災地で続けられている警察による安否不明者の捜索は、安全面の理由から4日をもって中断されます。石川県輪島市から中継です。

記者「輪島市名舟町の名舟漁港では近くの土砂災害現場から運ばれた土砂の中から安否確認がとれていない人の手がかりを探す作業が続けられています。秋田県警から応援で入った十数人が土砂の山をスコップですくい、台の上で選別をするなど慎重に作業を進めています」

石川県警によりますと、安否不明者7人のうち土砂災害に巻き込まれたとみられる3人を捜索しています。

警察の捜索は、あわせて300人態勢で名舟町を含む県内3か所で行われています。

安否不明者の捜索は4日でいったん中断されますが、警察は、捜索現場の安全を確保する工事が完了した時点で捜索範囲を広げ捜索を再開したいとしています。

安否不明者の捜索について消防は、4日で終了します。

被災地では土砂災害への警戒が必要な大雨警報が発表されていて、新たな災害への警戒を続けながら捜索が続けられています。