50年に一度の大雨、避難勧告も 鹿児島
停滞する梅雨前線の影響で、鹿児島・三島村では、3時間の雨量が150ミリを超える50年に一度の記録的な大雨になっているところもある。各地で土砂崩れが発生し、避難勧告が出ている。
降り続く雨の影響で、24日に土石流が発生した鹿児島・垂水市では、25日朝から、川に流れ込んだ岩や土砂を取り除く作業が進められている。現場を視察した鹿児島大学農学部・地頭薗隆教授によると、今回の土石流は地下水型の崩壊で、再び土砂崩れが起きる可能性があるという。垂水市は24日から、現場近くの41世帯・75人に避難勧告を出している。
一方、JR指宿枕崎線の前之浜駅の近くも高さ30メートルの崖が崩れ、線路に土砂が流れ込んだ。JRは、さらに崩落の恐れがあるため復旧作業には時間がかかるとしていて、運転再開の見通しは立っていない。