生活「苦しい」が6割超 86年以降で最多
去年の時点で、生活が「苦しい」と感じる世帯が6割以上にのぼることが、厚生労働省の調査でわかった。
厚労省が去年7月、約7000世帯に聞いたところ、「生活が大変苦しい」と「やや苦しい」と答えた世帯を合わせると、全体の62.4%で、13年より2.5ポイント増え、1986年の調査開始以来最も多くなった。
一方、「普通」と答えた世帯は34.0%、「大変ゆとりがある」「ややゆとりがある」はあわせて3.6%だった。
「苦しい」と答えたのは、「高齢者世帯」では58.8%、「子どもがいる世帯」では、67.4%で、子育て世代がより負担を感じている傾向がわかった。
厚労省は、「生活が苦しいと感じる理由は明確ではないが、物価の上昇や消費税引き上げが影響した可能性がある」と説明している。