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関東で冠水被害 空の便で150便超が欠航

2015年7月16日 17:51
関東で冠水被害 空の便で150便超が欠航

 大型で強い台風11号の接近により、関東で16日、人が流されたり道路が冠水するなどの被害が出ている。

 警察などによると、16日午前8時すぎ、埼玉・桶川市の用水路に人が流されたと通報があり、捜索が続いている。流された人の年齢や性別などは分かっていない。また、群馬・千代田町では雨漏りの修理のため屋根に登っていた男性(66)が転落し搬送された。一方、埼玉・入間市では会社の裏山が幅10メートルにわたって崩れて土砂が倉庫に流れ込んだほか、栃木・真岡市ではブロック塀が倒壊するなど各地で被害が相次いでいる。また栃木・高根沢町では10世帯34人に避難勧告が出されている。このほか、東京・八王子市の中心部で道路が一時冠水したほか、各地で冠水や浸水の被害が相次いでいる。

 交通機関への影響も出ている。

 空の便は羽田空港発着便を中心に日本航空と全日空で計150便以上が欠航している。また首都圏の一部高速道路が通行止めになっているほか、JR東日本の在来線の一部でも運転を見合わせている区間があり、引き続き、交通情報にも注意が必要。