卵子の凍結・保存セミナー開催 浦安市
千葉県浦安市で、市内の女性を対象にした卵子の凍結・保存に関するセミナーが行われた。
順天堂大学浦安病院は、ことしから、浦安市と共同で市内の健康な女性を対象に、将来の妊娠、出産に備えて、卵子を凍結・保存する研究をスタートさせているが、28日、市内に住み、卵子の凍結を考えている女性を対象にしたセミナーを初めて開催した。
セミナーには8人が参加し、病院側からは、加齢に伴い不妊症のリスクが高まることや、採卵方法・費用などについての説明が行われた。卵子の凍結・保存ができるのは34歳以下の浦安市民の女性に限られているが、セミナーへの参加に加え、病院の倫理委員会の審査や健康診断も必要で、実際の採卵は早くても年末になるという。
病院側は、セミナーを月に1回程度開催したい意向だが、日本生殖医学会は、卵子の凍結・保存を理由に出産を先送りすることは推奨しないとしている。