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305億円公園建設 住民投票で反対8割超

2015年8月3日 1:00
305億円公園建設 住民投票で反対8割超

 茨城県つくば市が計画する総工費305億円の総合運動公園について、建設の賛否を問う住民投票が2日に行われ、建設反対が大差で上回った。

 今回の住民投票は、陸上競技場や屋内プールなどからなる総合運動公園をつくば市が総工費305億円をかけて建設しようと計画したことに対し、市民団体が予算が高額だなどと反対したことから実施された。投票率は47.3%で、賛成が1万5101票だったのに対し、反対は6万3482票と、反対票が有効票の8割以上を占めた。

 市民団体の男性「反対票を投じてくださった市民の皆さんと心から喜びたいと思います」

 つくば市・市原健一市長「大変厳しい結果になって残念でありますが、白紙撤回も考えて検討していきたい」

 会見した市原市長は、「市民に正確な情報が伝わっていなかった」と悔しさをにじませた一方、計画を白紙撤回するかどうか今月中には結論を出す考えを示した。