シンドラー社、元社員担当の全基を緊急点検
シンドラーエレベータの元社員が、集合住宅のエレベーターを故意に止めて利用者を閉じ込めていた問題で、シンドラー社は、元社員が担当していたすべてのエレベーターの緊急点検を始めた。
この問題は、シンドラー社の保守点検を担当していた36歳の元社員の男性が、今年6月以降、都内などの複数の集合住宅で人が乗ったエレベーターを7回にわたって故意に停止させていたもの。
問題を受け、シンドラー社は18日から、元社員が関わった可能性があるすべてのエレベーターで、異常がないか緊急点検を始めた。対象は、東京・千葉・茨城のマンションや複合ビルに設置された86基に上るという。
シンドラー社は、業務を妨害されたなどとしてこの元社員を刑事告訴する方針。