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桜島「全島避難になる状況ではない」気象庁

2015年8月21日 1:52
桜島「全島避難になる状況ではない」気象庁

 噴火警戒レベル4が続く鹿児島県の桜島について、気象庁は「現時点では、警戒範囲が今後広がることは想定しにくい」という考えを示した。

 臨時で開かれた桜島火山防災連絡会には、鹿児島県、気象庁、京都大学に加え、地元の病院や自衛隊などの関係者も出席した。この中で、気象庁は噴火警戒レベル4が続く桜島について、「現時点では、警戒範囲が今後広がることは想定しにくい」という考えを示した。

 鹿児島県・危機管理防災課・大竹俊光課長「避難勧告が出ている区域がレベル5になることがあっても、全島に避難指示が出されて、全島避難になる状況ではない」

 しかし、病院では、噴火によるけが人の受け入れも想定している。

 救命救急センター・吉原秀明センター長「レベル5に広がった時に、いざどうするか。イメージしやすいように、他の組織の動きも注目していきたい」

 各関係機関は、24時間態勢で桜島の噴火に備えている。