有効求人倍率、23年5か月ぶりの高水準
先月の有効求人倍率は23年5か月ぶりの高い水準となった。
厚生労働省によると、仕事を求めている人1人に対し、企業から何人の求人があるかを示す有効求人倍率は、先月7月は1.21倍だった。この倍率は、前月より0.02ポイント上昇していて、1992年2月以来、23年5か月ぶりの高い水準。
厚生労働省は、「着実に改善が進んでいるが、中国経済をはじめとした海外景気の下振れや金融資本市場の変動が雇用へ与える影響について注意が必要」と分析している。
一方、総務省統計局が28日朝に発表した7月の完全失業率は、前月より0.1ポイント低い3.3パーセントだった。これは4月、5月と同じ数値で、完全失業率は18年ぶりの低い水準が続いている。