防災の日 立川市で9都県市合同の訓練実施
「防災の日」の1日、各地で防災訓練が行われている。東京・立川市では安倍首相も出席し、大規模な訓練が行われている。
立川市では首都圏の9都県市合同の防災訓練が行われ、地域住民が初期消火や応急救護の方法を体験した。また、市内を走る多摩都市モノレールが地震によって高架上で急停止し、車内から負傷者を搬出する訓練も行われ、東京消防庁のはしご車などで乗客を次々に地上に搬送し、救助していた。
また、警視庁は、災害時に都心に向かう緊急車両をスムーズに通行させるための大規模な交通規制訓練を行った。環状7号線では、幹線道路との交差点を一斉に赤信号にして、一般車両の通行を規制した。都心に向かう東京・板橋区の国道17号では、約400メートルの区間を通行止めにした。停電を想定して警察官が手信号で車を誘導したり、車道ががれきなどの障害で通行できない場合に迂回(うかい)路を確保する訓練が行われた。