硫黄山で火山性微動 気象台が注意呼びかけ
鹿児島県と宮崎県にまたがる霧島山の硫黄山周辺で2日未明、今年7月以来となる火山性微動が観測され、気象台が注意を呼びかけている。
鹿児島地方気象台によると、硫黄山の周辺では2日午前1時ごろ、マグマや水蒸気の動きを示す火山性微動が観測された。火山性微動の観測は今年7月26日以来。また、2日午前11時までに火山性地震が5回発生している。これを受けて気象台は現地調査を行うことにしている。
これまでに山の表面に異常は見られないが、小さな噴出現象が突発的に起きる恐れがあるとして、注意を呼びかけている。硫黄山は、去年10月に火口周辺警報が発表されたが、今年5月に解除されている。