お盆休みを前に“医療ひっ迫” 「1にも2にも感染の数を減らすことが一番」
5日、東京都内で新たに3万7767人の新型コロナウイルスへの感染が確認され、4日連続で3万人を超えました。お盆休みシーズンを前に医療がひっ迫しています。
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東京医科歯科大学病院
「重症病床を2床から6床に、8月8日から増やす準備を進めています」
都内の大学病院では、5日朝から新型コロナの重症患者用のベッドを増やすための工事が進められていました。
東京医科歯科大学病院 淺香えみ子部長
「今、中等症の患者さんがかなり増えてきて、時間を追ってまた必ず、重症の患者さん増えてきますので」
東京では、5日新たに3万7767人の感染が確認され、4日連続で3万人を超えました。まもなくお盆休みとなり、人流の活発化が予想される中、医療の現場は再び“厳しい戦い”を強いられています。
東京医科歯科大学病院
「今、この中には4人の患者さんが運び込まれています。すべてコロナの疑いということです」
多くの患者が運び込まれ、救急要請も殺到しています。
救急救命士
「東京消防庁の300台ある救急車が全部出払っていて、現場に着くのに20分、30分くらいかかる」
そのため、救急車は、戻ってきたのもつかの間、すぐ出発の準備に入っていました。
救急救命士
「このあと連続でもう一件。戻ってくる途中でもう一件。外来の方からほかの病院に入院させる」
こうした中、増えている感染者。東京医科歯科大学病院では、2週間ほど前から重症者の受け入れ要請が増えているといいます。
東京医科歯科大学病院 淺香えみ子部長
「1にも2にも一般の感染の数を減らすことが一番。今まで守ってきたことを、今まで以上にやっていけば」
改めて、基本的な感染対策の徹底が大切です。