“第7波”の現実 末期がん患者が感染 重症化するも必要な医療受けられず…
29日、東京の新型コロナウイルスの新規感染者は22日より1819人多い、3万6814人となりました。全国では、22万1443人の新規感染者が確認されました。自宅療養者は109万人を超え、過去最多を更新しています。
28日、訪問診療を行う医師は、都内に住む83歳の男性を訪ねました。末期のがん患者で、この日、コロナの感染が確認されました。
男性の意識ももうろうとしていたため救急車を呼ぶことになったものの、「非常にいま救急要請が多いので、(救急車)到着まで1時間近くかかるかもしれないです」ということでした。到着後、救急隊は入院できる病院を探しましたが、2時間かけても病院は見つかりませんでした。
その後、酸素投与など自宅でできる処置が、夜遅くまで続けられました。しかし翌午前9時ごろ、男性は息を引き取りました。感染確認からわずか半日後のことでした。
重症化した人が必要な医療を受けられないまま亡くなる、これが“第7波”の現実です。
※詳しくは動画をご覧ください(『news zero』より)