津波注意報、16時以降に解除判断~気象庁
南米のチリ沖の巨大地震で、北海道から沖縄までの太平洋沿岸に津波が到達し、津波注意報が発表されているが、気象庁は18日午後4時前後までの検潮所の観測データを確認した上で、解除するか判断したいとしている。
気象庁の観測によると、これまでに岩手県久慈港で80センチの津波を観測するなど、北海道から沖縄地方の広い範囲に津波が到達している。
気象庁は、北海道から沖縄までの太平洋側に引き続き津波注意報を発表している。日本から離れた場所で起きた地震による津波の場合、第1波より後から来る波が高くなる特徴があるため、津波注意報が解除されるまで海に近づかないよう呼びかけている。
気象庁は18日午後2時に記者会見し、注意報解除の見通しについて、午後4時前後までの検潮所の観測データを確認した上で、津波が更に高くならないと判断すればその後、解除したいとしている。