東京五輪新エンブレム選考に向けた準備開始
白紙撤回となった2020年東京オリンピック・パラリンピックの新しいエンブレムの選考に向けた準備が、18日から始まった。
エンブレム選考に向けた準備会は、旧エンブレムの選考過程の問題点を踏まえ、新しいエンブレムの選考基準や選考委員の顔ぶれを決めるもの。東京芸術大学の宮田亮平学長や元テニスプレーヤーの杉山愛さんなど、様々な立場の6人が参加している。
18日の準備会では、旧エンブレムの問題点として、「選考過程をもう少し説明すべきだった」「デザインを重視し、国民的行事だという意識が欠けていたのではないか」などの指摘が出たという。宮田学長は「国民が受け入れ、共有できるものとすることが必要だ。しっかりと明らかにしていて、透明性を高めること」と述べた。
エンブレムの選考委員は、デザイン界だけでなく、スポーツ、経済、芸能など様々な分野から選ぶ方針で、準備会では、今月28日までに候補者リストとエンブレム選考基準のポイントをまとめることにしている。